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■共創型歩行介助ロボットWalk-Mateの開発と高齢者支援

われわれはこれまでの共創システムの研究成果を踏まえて,2003年度からウォークメイト・プロジェクトをスタートさせました.そこでは長野県の諏訪地域の皆さんと協力して歩行介助ロボットWalk-Mateの開発と生産を行います.特に,高齢者が生活の中で利用できるようにWalk-Mateのウェアラブル化を進め,実用的な製品として構成する予定です

写真(下左)は足首のところに装着するタイプのWalk-Mateです.

さらに,様々な医療機関のご協力により,多様な高齢障害者における有効性の検証も進めています.(下右)

また,これらの活動はEUにおけるGRPプロジェクトとも連携しつつ,ミュンヘン地域の高齢者の方々による有効性評価も進めます

そして,これら一連の活動を通して共創的コミュニティづくりを推進し,産業と生活が一体化した地域の活性化につながればと願っています.
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ムービーでその様子を示します.学生さんの脚の一方を固定して擬似的に歩行障害を構成した場合におけるWalk-Mateとの協調歩行の効果をご覧下さい.
単独歩行時
Walk−Mate装着時
上記の,歩行障害を模擬した単独歩行では,左膝関節を固定していますが,歩きにくくなっている様子がわかると思います.これに対してWalk-Mateとの協調歩行では,ピッポという音を介して相互の歩行リズムの間が揃っています.これによって歩行運動の安定性が改善され,しかも左右脚での非対称性も改善されています.また,これと類似の効果が実際の患者さんでも既に確認されています.
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